楽器を弾く姿勢のこと

最終更新: 2019年11月30日

グレン・グールドというピアニストについてのコラムを目にしました。

楽器には、それぞれ基本と言われる構え方があります。

ピアノではまず、腕と床が平行か、若干、腕が高めになる椅子の高さで演奏するようにと教えられます。多くのピアニストは高めの椅子を好むようで、大学時代に知り合ったコンクールの常連さんや管理人の先生も、高めの位置でピアノを弾いていました。


しかし、前述のグレン・グールドというピアニストは、かなり低い高さの椅子でピアノを弾いていたようです。

彼の椅子の高さは、鍵盤と胸が同じ高さになるくらいの高さ。

基本とはまったく反していますが、一つ一つの音、各声部ともに鮮明な演奏で、「バッハの偉大なる演奏者」と称されています。

管理人の大学時代にも、椅子の高さが低い友人がいました。仲間内でもよく指摘されていましたが、確かに、彼も快晴を思わせるような、突き抜けた明瞭な音で演奏していました。

ただし、身長も高く、腕も長かったので、カバーできているようでしたが、体重がのせにくい分、他の男性に比べると、強い音を苦手としているようでもありました。


とはいえ、基本を身につけなければ、最初の内は弾けたとしても、後々応用が利かなくなってしまいます。グレン・グールドにしても、大学時代の友人にしても、基礎ありきでの椅子の高さかと思います。


ピアノの椅子の座り方については他にも、腰に重心を置くとか、左足に重心を置くとか、諸説ありますが、構え方がどうであれ、しっかりとした演奏をする人に共通して言えることは、楽器と身体が一体のようになっていて、ぶれないという点です。

ピアノは楽器自体が自立するのでわかりにくいかもしれませんが、ギターやベース、チェロなどは、人が楽器を抱えて演奏します。

上手な人の演奏を見ると、基本的に構えた形のまま、ステージ上を動いたとしても、楽器が身体に対して、ぐらぐらと揺れることはありません。


最後に、グレン・グールドが演奏するバッハの動画をご紹介します。



0回の閲覧