今日は何の日-今月今夜の月の日-

最終更新: 1月20日

「今月今夜の月の日」は、尾崎紅葉の『金色夜叉』という小説に由来します。

主人公の間寛一は、鴫沢宮と婚約をしていましたが、大富豪に見初められた宮はお金に目が眩み、寛一との婚約を破棄し、大富豪との結婚を決めてしまいます。

裏切られた寛一は、熱海の海岸で宮に詰め寄ります。

「吁、宮さんかうして二人が一処に居るのも今夜ぎりだ。お前が僕の介抱をしてくれるのも今夜ぎり、僕がお前に物を言ふのも今夜ぎりだよ。一月の十七日、宮さん、善く覚えてお置き。来年の今月今夜は、貫一は何処どこでこの月を見るのだか! 再来年の今月今夜……十年後のちの今月今夜……一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! 可いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が……月が……月が……曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」

<引用元 : 『金色夜叉』青空文庫 >

『金色夜叉』に登場する、最も有名な場面のセリフです。この場面で寛一は宮を蹴り飛ばします。

銅像や絵にもなっているので、女性が男性に蹴り飛ばされている図を見たことのある方も多いのではないでしょうか。

『金色夜叉』は舞台や映画、ドラマでも幾度となく演じられています。

『金色夜叉』をモチーフとした作品に、1990年に放送されたテレビドラマ『新金色夜叉 百年の恋』があります。

このドラマの主題歌にはBEGINの『恋しくて』が使用されました。

日産自動車のCMソングとしても使用され、デビューシングルにして、B特にヒットした楽曲のうちの一つとなりました。

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